成長の前には、出来ない自分を感じる段階がある
前回は、成果を感じられないとすぐに努力を止めてしまう傾向について解説しました。
成果が出ないとすぐに止めてしまうのは、単にトレーニングのつらさやその単純作業の繰り返しを辛抱できないからだけではありません。
成果の出ない自分を感じたくないのです。
すぐに成果の出ない自分は、「ダメな自分」と感じている傾向があります。
これも、若いころ勉強だけを行い、スポーツとか音楽などの継続的な努力が必要な経験を積んでいない人に多いのですが、すぐに成長しない自分がいると、極端に自信がなくなるのです。だからその課題を避けるようになる。
本当に自信がある人とは、自分の潜在能力を信じていますから、たとえ今すぐに答えが出なくても、ある程度努力を継続していれば、何らかの成長を感じることができる、と思っています。
そんな人は、生き方スキルの習得訓練においても、試行錯誤とパターン練習の「回数」をこなすことができるので、大人の心の強さを身に着けていけるのです。
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