不安な気持ちに触れると…

昨日、産業カウンセラー協会東京支部主催での「感ケア入門(平日夜3回コース)」の2回目を実施しました。枠いっぱいの25名の皆さんが参加してくれています。

2回目のテーマは不安。皆さん、1回目に比べてだいぶリラックスして受講していただき、途中のエクササイズでも、ほぼ全員の方が感ケアの効果を実感していただきました。

不安は、原始人が自分の身を守るために、将来を想像して、そこにもし危険が予測できたときは、必死でそのような場面に至らないように、すくませ、あるいは対処のための準備をさせるための感情です。

その感情を否定せず、冷静な体(青体)を維持したまま、自分の心にしっかり「触れ」、青頭(青コンピューター)にする。さらにその青頭を維持しつつ、集中的に「考える」というエクササイズを実施しました。

まず実施したのは、しっかり触れる練習。これは前回の復習でもあります。不安なテーマを思い出してもらい、DNA呼吸で青体にして、触れてみる。今回は、特に「小人探し」というスキルで試してもらいました。心の中には、いろんな小人がいる。隠れておびえている小人まで丁寧に意見を聞くという触れ方です。

ある受講生は、エクササイズが終わった後の振り返りで、「やっているうちに、不安が消えて、ワクワクの方が残りました。もしかしたら、不安じゃないテーマを扱ったのかもしれない」と発言してくれました。

でも、違うのです。当初は不安だったのに、触れているうちに不安が小さくなったのです。ただそんな変化に慣れていないので、テーマ自体がもともとそれほど不安なものではなかったと考えてしまったのです。

感ケアのスキルの慣れてくると、感情を上手にケアすると、感情のプロセスが進んで、感じ方が変わることが不思議でなくなります。

二つ目のエクササイズは、集中的に悩む練習。青頭をキープしつつ、不安分析図を書いてもらいました。10分ちょっとの時間でしたが、受講者の皆さんは、いろんな視点や感じ方に出会ったようです。

 

コースの3回目のテーマはいよいよ「怒り」。手ごわい感情です。でも、感ケアはスキルなので、やればやるほどうまくなります。これまでの2回でだいぶコツをつかんだ受講生の皆さんなら、しっかり習得していただけそうです。

 

感ケア入門コース(平日夜3回)は、4月にもあります。10、17、24日のいずれも火曜、19時から21時。JICA東京(幡ヶ谷)です。こちらはまだ受講者枠に余裕があります。

感ケアの世界をのぞいてみたい方、もう一度復習してみたい方。ぜひお申し込みください。