ストレスのバケツモデル

PHP研究所の医師&専門家が実践「効果10倍!の休息法」という本に私の記事が掲載されました。この本では、いろんな対処法が紹介されていてなかなか面白い。

その中で、保坂隆先生が、ストレスのバケツのモデルを紹介しています。ストレスが水道から流れてくる水。バケツからあふれると、病気などのトラブルになるというモデルはよく見るのですが、なんとそのバケツには穴が開いている。しかもバケツの大きさはなかなか大きくはならないという設定も、私のモデルとよく似ています。

ただ、私のモデルの場合、入ってくるのは泥水。水の部分はバケツの横穴から比較的早く抜けますが、どろや小石はだんだんたまってくる。一番下はコンクリートのように固まった状態に。すると、バケツに貯められる泥水の量も少なくなって、少しのことで破たんしやすい状態になってしまいます。これが、疲労の第2段階の状態です。

 

こうなると、泥水のコントロールだけではうまくいきません。バケツを横にし、たまったヘドロ状の泥を流さなければならないのです。つまり、休養ですね。

ただこのヘドロ、横にしてもすぐには出ていかない。うつになると、1週間の休みではなかなか根本的に改善しないのと同じです。少なくとも、1か月はしっかり休んで、ヘドロを流して、それからまた泥水を受けるようする必要があるのです。

うつっぽくなっているけど、少しの休みしか取ろうとしない人に、この例えで「しっかり休む必要性」を教えてあげてください。