個人ごとの感ケアを育てる

6月1日、2日に、入門・スキルアップ講座を開催し、10名の方が参加してくださいました。皆さん、新しい考え方、アプローチに興味津々で取り組んでくださいました。

特にスキルアップでは、自分の心の新たな部分に触れた方が多く、とても興味深かった…など、ありがたい感想をたくさんいただきました。その中に、「感情のケアは自由でいいんだ…ということは自分の中での大発見だった」という感想も。

そうなのです。

どうしても私たちは、怒りへの対処はコレ、不安へはコレと、正解を求めたくなる。ところが感情への対応には、正解はありません。個人ごとに違うのです。

例えば、辛さに強い人と弱い人がいるように、不安という感情に対しても、強い、弱いがある。不安が強ければ、不安を抱え続けるのではなく、出来るだけ早く行動に移してしまえばいい。これがその人なりの感ケアになります。行動したら、不安ではなく、後は後悔になります(笑)。後悔が苦手な人は、不安の時間を活用し、できるだけ準備して、後悔を少なくすればいい。

苦しい感情には、その人なりの担ぎ方がある。他者をまねるのは良いとして、その後は、どうしても担ぎ方のバランスを自分なりに探っていくしかないのです。

そういう意味で感ケアでは、継続的な練習のためにフォローアップ講座を設けています。ぜひ活用してください。