(添付写真)「50代から心を整える技術」を作家の佐藤優さんが、週刊ダイヤモンドの書評欄で紹介してくれました。こんな知識人も読んでくれていて、とても励みになります。
さて「コロナを成長のチャンスに」という話題ですが、暇だから、資格の勉強でもしようという話ではなく、全く逆で、ゆったりしましょう、趣味を見つけましょうというお話です。
テレワークで仕事が進むようになると、これから働き方が変わってきます。「50代から心の整える技術」でも「令和の子育て戦略」でも、これからは世界が予想もつかないスピードで変わるという予想を紹介しました。AIに仕事をやってもらう(奪われる)人間は、人生をどう充実したものにするかに悩み始めます。これまで組織中心で生きていた人は、充実感の基準を組織から与えてもらっていました。生産性とか効率性、成長、勝利などです。それがなくなるのです。
その時、自分で自分を楽しませることができる人は、新しい時代でも幸せに生きていけるでしょう。具体的には、趣味を見つけること。趣味なんて、「おまけ」みたいなものと考えているかもしれませんが、これからは趣味が、仕事になるし、生きるために重要な価値感になります。でも、自分は仕事以外、何が楽しいかもわからない…という人も少なくないはず。
さて、このコロナの自粛生活。大変苦しいと思いますが、人は苦しいから模索する。
自分は、何を大切にし、何によって充実感や喜びを感じるのかを探求するチャンス。具体的には趣味を探すチャンスです。
「50代から~」でも紹介しましたが、そのコツは、気になる分野の情報を覗いてみること。
ネットには、かなりのオタクな世界でも、その分野の楽しみやうんちくを紹介してくれているサイトがある。知識があると、ちょっと試してみようかという意欲もわく。要すれば、連絡を取ることもできる。そうして自分の快感を開発しながら、少しやってみる。もしあまり楽しみを感じないなら、あまりこだわらずに次に行く。そんな「味見」を繰り返して、自分に合う趣味を見つけていくのです。ちなみに、だらだらしたり昼寝をすることが自分の幸せだって気が付くのなら、それも素晴らしいことなのです。
新時代、趣味は単なる娯楽ではなく、人生の軸の一つになるはずです。コロナを受動的、被害的に受け取るのではなく、苦しいからこそ、大変な宝探しへ向かえると考えてみませんか。
お知らせ
〇「宇宙兄弟」、「働きマン」などの編集者として有名なコルク代表の佐渡島さんとの対談の記事が、佐渡島さんのブログで紹介されました。
〇4月30日20時からBS11「インサイドアウト」で、精神科医の和田秀樹さんと私が、コロナの不安・うつなどについて解説します。
〇感情のケアプログラムのスキルアップ講座(5月9日)、ステップアップ講座(5月10日)をzoomで開催します。