アルコールとうつ

「コロナ禍ではうつが増加する」と私が昨年春から指摘していたように、今、うつっぽい方が増えているというデータをたくさん見るようになりました。私の感覚では、国民の半分は2段階うつです。自覚はないがうつっぽいというプチうつ状態。この2段階で、それぞれの人が気分を上げるためによく使うのがアルコールです。家飲みの機会が増え、アルコール量も増えがちです。

手軽に気分を変えられ、うつの不眠を何とかしたいという思いで、アルコールが増えてしまうことが多いのですが、アルコールはうつを悪化させる大きな要素の一つなのです。

私は、うつのカウンセリングを専門としていますが、クライアントさんがアルコールを手放せない状態になっているときは、かなり回復に苦労します。

アルコールとうつについては、日々研究が進んでおり、最新の知識を知っておくことは、今多くの人に必要なことだと感じています。

私が理事長を務めるメンタルレスキュー協会の公開講座(7月3日(土)13:00~14:40)で、アルコールとうつの研究の第一人者であり、「アルコールとうつ・自殺――『死のトライアングル』を防ぐために」 (岩波ブックレット)の筆者でもある、精神科医、松本俊彦先生のZoom公開講座を開催します。国立精神・神経医療研究センターの薬物依存研究部長であり、薬物依存症センター長でもある松本先生のお話を聞けるのは大変貴重な機会です。

まだ、少しだけ受講の余裕があるようです。関心のある方は、是非お申し込みください。

 

 

【会 場】ZOOMによるオンライン

【定 員】80名(先着順)定員になり次第、受付を締め切ります(先着順)

【対象者】どなたでもご参加いただけます。

【参加費】:一般:2,000円、メンタルレスキュー協会会員:1,000円

 

【申込方法】:2021年06月25日(金)20:00まで、協会HPからお申し込みください。